中2の家庭科。日常生活に潜む危険の1つにお金をだまし取られる「詐欺被害」があります。そのような危険から身を守る学習として、生徒たちがロールプレイ(役割演技)に臨みました。
町で出会った人に、芸能事務所に入らないかと声をかけられる設定・・・。
「君たち、かっこいいね。」「えっ、私たちですか?」「そうだよ。後姿が輝いていたよ。」「えーっ(嬉しそう)」「私は、芸能事務所のものなんだけど、今度日本支社を開こうと思ってるんだ。それで、キラリと光る金の卵を探してるわけさ。」「本当ですか?」「どう?改めて連絡したいから、アドレスと電話番号この書類に書いてくれる?」「わかりました。きゃー、やったー!!」・・・。
驚いたことに、粗々の設定は指定されているものの、台詞はほぼ生徒たちのアドリブなのです。文化祭の熱演を思い出しました。演じられるということは、「その立場に立てる、気持ちがわかる」ということ。楽しそうな生徒たちにつられて、私も大笑いして見ていましたが、ベースにはとても大切な力が流れていました。生徒たちは自覚してるのかな?子供たちの力に感心しました。
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